1910年9月10日、高知県いの町に生まれた作曲家・平井康三郎の生誕111年記念日を迎えました。来る9月27日、『第1回平井康三郎声楽コンクール』がいよいよ第1次予選(約100名が参加申込み)の幕開け(非公開)となります。
緊急事態宣言延長で落ち着かない日々が続きますが、感染対策を講じながら無事開催されることを願い、粛々と準備が進められております。
そして、10月12日(火)本選会(公開)のチケットが発売開始となりました!新人からベテランまで幅広い歌手の皆様による心のこもった歌唱は大変楽しみです。皆様もぜひ公開の
本選会(約100席限定)へお越しいただければ幸いです。
今回のコンクール開催に際して、平井康三郎の長男であり、世界的チェリスト・作曲家の平井丈一朗(同コンクール実行委員会会長/審査委員長)監修により、全21曲の新校訂版楽譜が、主にコンクール参加を検討される方々には絶版中の楽譜の入手を可能とすべく【限定部数】出版となりました。 作曲者自身の校訂楽譜(「平井康三郎名歌曲集」<第1巻~第6巻/音楽之友社> ※第1巻以外は絶版;「歌曲集『日本の笛』」<全音楽譜出版社>)以外の市販楽譜の一部に音、ダイナミクス、テンポなどの間違いが散見され演奏されている問題を鑑み、現在絶版となっている楽譜の復刻含め、長年各地からのリクエストにお応えし、アリオーソLLC(出版事業部)が、新たに楽譜を再び世に出すこととなりました。
さらに、上述の自身校訂楽譜を基に、「平城山」、「九十九里浜」などの代表作品も演奏上の間違いがちな箇所の注釈、1939年初版での作曲者の意図を反映すべくオリジナル・バージョンを採用した箇所など、非常に意義深く貴重な校訂版となっております。
昭和14年(1939年)6月の初版は、本名の平井保喜作曲として、
欧米楽譜出版社から刊行されました。
当時の楽譜価格が、1円20銭と記載されています。
作曲者 平井保喜(康三郎)
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