【入賞・入選結果発表！】《第５回平井康三郎声楽コンクール》本選

ariosollc
10月16日
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第5回平井康三郎声楽コンクールの《本選》が、本日10月16日に盛大に開催されました。

年齢層やキャリアの幅広い10名のファイナリストによる演奏は、いずれも高い水準にあり、心に響く熱演で聴衆を魅了しました。定番の作品が深く掘り下げられた一方で、難易度の高い大曲に挑戦された方々への評価も高く、「平井康三郎歌曲」の奥深さとその魅力が十二分に伝わる一日となりました。

本選課題曲の選曲傾向として、「うぬぼれ鏡」「しぐれに寄する抒情」「九十九里浜」といった親しまれた作品よりも、「自然よ」「三つの輓歌」「みだれ髪」「芙蓉の花のうた」「のうぜんかづら」といった大曲に果敢に挑み、レパートリー開拓に熱心な出演者が多かったことは、コンクールの意義を深めるものでした。

また、歌とピアノが表裏一体となる芸術歌曲としての平井歌曲の真髄が問われる中、各演奏ペアの作品への真摯な取り組みの姿勢が浮き彫りになる機会でもありました。なお、予選を通して散見された全般的な課題として、楽譜の意図からやや逸脱したテンポや、移調楽譜などにおけるピアノパートの音の間違いについては、歌手とピアニスト双方での綿密な確認を今後の改善点として強く要望いたします。

来る11月7日には、10名のファイナリストの皆様がさらに磨きをかけ、本選とは異なる晴れやかな雰囲気の中で、入賞入選記念コンサートにて再びその実力を披露されます。関係者一同、皆様のご来場を心より楽しみにしております。ぜひお誘い合わせの上、ご来聴くださいますようお願い申し上げます。

入賞入選者の皆様の、ますます輝く未来でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。また、第1次・第2次予選までご参加くださった方々の中にも秀逸な演奏が多く、今後も様々な機会にその歌声が拝聴できることを願っております。第5回コンクールにご参加くださった皆様、そして関係者各位へ、厚く御礼申し上げます。